ファッションとヌメ革

ファッションは流行を生み、消費を加速させます。

「去年の服は恥ずかしくて着られない!」──そんな価値観のもと服が捨てられ、ゴミが増えた時代もありました。

しかし今は、個人が発信できる時代。古着屋やフリマアプリも後押しし、「街に出ればみんな同じ服」というブームは過去のものになりつつあります。

それでも老舗ブランドが高級品として支持され続けるのは、「道具としての本質」を守り続けているからでしょう。

一方、日本の革業界は天然のムラを欠点と捉え、加工で隠すことに注力しています。樹脂コートや型押しは確かに便利ですが、厚化粧した本革なら、軽くて安定した合成皮革の方が優れています。今では職人でも断面を見なければ区別できないほどです。過剰に加工された本革は、結局ただ劣化するだけで合成皮革と大差がありません。

本革の魅力は「丈夫さ」と「エイジング」。だから私は、天然のムラを隠さないヌメ革を選びます。使い続けるほどに味わいを増し、唯一無二の存在へと育っていくからです。

そして、そのヌメ革を活かす形の一つが「紙袋」でした。

シンプルで誰にでも馴染み、時代を超えて変わらない完成された機能美。ヌメ革は、その特性と見事に響き合います。

マクアケ、クラウドファンディング実施中!気になる方はページをお楽しみいただたら嬉しいです。

天然一枚革で使い捨てを卒業!相棒へと育む贅沢『紙袋風自立する休日バッグ』

https://www.makuake.com/project/h-sakai003/

0コメント

  • 1000 / 1000