Concept
HIIRO's Projret CONCEPT
<コンセプト>
構造を何処までシンプルにできるのだろうか?
不要な装飾や機能を削ぐ、究極のモノづくりを目指すと新しいコトが始まる。
素材そのものが活きいきとしだす。構成部品が減れば耐久性が高まる。
丈夫で長持ち、飽きずに一生使える。そこに歴史が生まれ、愛着が育まれる。
使い捨てる罪悪感から解放され、新しいものに戸惑うこともない。
モノに溢れた時代だからこそ、これからの価値、尊さを追い求めて。
天然の一枚厚革にこだわり、構造を削ぎ取った究極のシンプルシリーズ。
カジュアルからフォーマルまでマッチングし、ライフスタイルとビジネスシーンを変革します。
TERGET
HIIRO's Projretは年齢や性別、生活環境や所得水準と言った既存のマーケティングで用いられるターゲットを設けておりません。
SNSが主流の時代、同じ趣味や嗜好を持つ人が年齢性別関係なく盛り上がっており、特定のターゲットを作ることが時代にそぐわなく成ったと感じている為です。
実際にHIIRO's Projretのサポーターは年齢・性別・所在地・職業も多様です。
変化をチャンスととらえるポジティブで『カッコイイ!』人。まだまだ成長を続ける『大人』がターゲットです。
カジュアルからフォーマルまでマルチなシーンがHIIRO's Projretのフィールドです。
BRAND PROMISE
自己を成長させてくれるアイテムの提供。
1.ライフスタイルをスマートにする提案がある。
2.スイッチングコストを減らす提案がある。
3.インスタ映えする大人カッコイイの演出がある。
KEYWORD
変化をチャンスとしたキーワードを常に更新して進化する。
・カジュアル化。
クールビズ、温暖化、働き方改革、カフェ、脱オフィス、エコ、ストレス社会、ファストファッション、自分らしさ、趣味の多様化、デジタルコミニュティ、承認欲求、ジェンダーニュートラル、成長。
・ミニマル化。
キャッシュレス、5G、モノより思い出、シェア、レンタル、リース、断捨離、ミニマリスト、ノマドワーカー、アドレスホッパー、ギルトフリー、サスティナブル、共感、加速。
DIFFERENTIATION
差別化ポイント
<本革のエイジングを楽しむ>
プラスチックや合成皮革、ビニールなど劣化するだけの人工素材と違い、時間と共にしっとりと手に馴染む本革を採用。
キャメルは使い込んだ木のように飴色に変化していく様を楽しめます。
ブラックはまるで石のように渋みが増していきます。
<本革だけの性質を活かす>
一枚革をベースに、革の特性を活かしたモノ作り。
台紙や張り合わせをしなくてもハリがある。
切りっぱなしでもほころびない。
裏面がソフトで収納物にやさしい。
削って折り目線をつけたり厚さを調節できる。
立体的な刻印が入れられる。
パーツ、一つで作品になる。
<耐久性を上げる取り組み>
寿命が短く劣化しやすいパーツを極力使わず、部品数を少なくします。
合成皮革を使わない。
耐久性の短い内布を貼らない。
部品数をとことん削る。
壊れやすいファスナーを使わない。
金属パーツを最小限にする。
ほつれの原因となる縫いを最小限にする。
<専門の道具無しで補修できる>
できるだけ壊れにくく、インターネットで買えるパーツを使ってます。
ケブラー糸
鉄より強いとされる特殊。生成りは黄色ですがブラックには黒色を取り寄せてます。
※一本で2Lのペットボトルを持ち上げることができました。
パラコード
パラシュートに使われるくらい丈夫で絡まりにくいのが特徴です。
ギボシ
最もシンプルな留め具でレザークラフトで良く用いられます。
※ブラックには黒系を用いて細部にこだわってます。
本革の素材を活かすと言う事。
革素材の特徴は何といっても使い込むほどに味が出る。このワンポイントに尽きるのではないだろうか。世の中に様々ある素材の中でエイジングが楽しめるものは意外に少ない。手にしっとりと馴染み、飴色になっていく姿に愛着が湧いてくる。
布はほころびたり、生地がやせたりする。変色や色落ちも、ジーンズなどの特定のものを除いて好ましくない。ビニールや合成皮革に至っては経時劣化が著しく、使い込んで良くなることはない。鉄はサビ、メッキは剥がれる。ステンレスはもらいサビをすることがある。紙は変質や劣化をともなう上に質感が劣る。プラスチックは傷が付きやすく、くすんだり黄変したりする。
こうしてみるとエイジングを楽しめる素材は、木製品と革製品くらいの天然素材しか思いつかない。ガラスや陶器は固く薬剤に強いため劣化しにくい反面、質感が上がっていくような事は無いのだ。
エイジングが楽しめる素材はお手入れが難しい。が、手入れすれば愛着もひとしおで一生使える。場合によっては世代を超えて使い続けられる。メリットと感じるかデメリットと受け取るかは所有者次第なのだ。例え9割の人が煩わしいと感じても、残り1割いれば日本国内で一千万人以上。世界を相手にすればとんでもない数に。
にもかかわらず国内の革業界は低迷している。一つは中国製などの安価な製品の台頭が著しい。さらに品質の安定した合成皮革やビニールなどの代替え製品に押されている点もあろう。
実際、一目見ただけでは革にしか見えない合成素材が増えている。水にも強く、カビも生えにくい。色ムラや革独特の匂いも無い。天然ではないので品質のムラもなく、安定供給。それでいて安い。良いとこ尽くしなのだから広まるのも分かる。
しかし、それならわざわざ本革に似せる必要はない。偽物をつかまされた残念感がしてならない。堂々と素材の機能を前面に出すべきだろう。
こうした合成皮革がはびこる世界で、天然の革もある意味残念なものになってしまっている。加工技術が発達しすぎて、水に強い、カビにくい。変色や匂いも抑えてある。あげくに型押しやコート加工などなど。革の良さを捨て去って自ら合成皮革に歩み寄っている。
店頭で一つ一つ手に取ってみれば、革独特の風合いや加工技術の素晴らしさに気付くこともある。しかし、ネット販売が主流となってきている今日、ユーザーが区別をつけることは難しい。
革であることをもっと主張したデザインが必要だと思う。最初に上げたように革はエイジングが楽しめる稀有な素材だ。とことんこれを楽しもうとすると劣化する素材を留め金や裏地に使うのは如何なものだろうか。
ユーザーが自ら修理できるならともかく、革のせっかくの長寿命が、留め金などのたった一個の部品が痛んで台無しになってしまう。鞄や財布の直ぐにボロボロになる裏あての布など本当に必要なのだろうか。
意外なことを言うようだが、革は素材としては編み込んで作られた布よりも、不織布や紙よりも丈夫だ。場合によっては木に近い素材と言える。切りっぱなしでも、布のように端からほつれたりしない。元々の素材は固く厚さがあり、薄く削って材料にしているくらいなのだ。
版画板のように彫刻刀のようなもので柄や絵を彫りこむカービング技術もあるし、靴の先のように絞って形づけすることもできる。焼き印や刻印にも向いている。加工の選択肢が広い素材である。
しかし、切りっぱなしのシンプルな加工はワイルドさや大味なイメージが付きまとい、エレガントさや繊細さに欠ける。結果、手の込んだ縫製やコバ処理(端面処理)をへてビニール素材のようになっていく。床面(うら面)も同様でついつい布をあてたくなる。できあがったものは合成皮革製品と変わらない。
職人が腕をかけて残念な結果に自らしているようにさえ見える。人工素材が進歩してきている今、革と言う天然素材をどう活かすか、今一度原点に立ち戻って見直す時期ではないだろうか。
布に真似できない厚さ、固さ、丈夫さ、長寿命を機能として活かす。手入れを無くすために加工をするのではなく、手入れをしやすくしてエイジングを楽しませる。その為の不要なパーツを削ぐデザイン。シンプルさは素材を引き立てて、繊細さを作り出す。シンプルを追求すれば、どんなファッションにも溶け込む魅力を生み出せるのではないだろうか。