シンプルな紙袋スタイルコーデ。

道具の形には、大きく分けて機能美と装飾美があると思っています。紙袋はとてもシンプルで、年月を経て完成された機能美を持っています。自立する、折り畳める、取っ手の長さが自分でカスタマイズできるなど、バッグにあると便利な機能が一つにまとまっています。

紙袋みたいな四角いバッグはたくさんありますが、流行を生み出すためにラインや飾りなどの装飾を加えると、自立しなくなったり、折り畳めなくなったり、本来の機能が失われることがあります。それだけじゃなくて、装飾を追求した製品はコーディネートの相性や流行遅れを生み出すこともあります。

流行り廃りで買い替えたり、コーディネートごとに複数持たなきゃいけないなんてことも。バッグ単体の装飾を追求すると個性がぶつかり合って、コーディネートに悩んで朝の時間が足りないなんて経験、したことある人も多いのでは?

機能美が詰まった紙袋スタイルは個性がない分、どんなコーディネートにもマッチします。バッグを主役としたコーディネートではなく、持つ人の個性を主役にすれば、スマートで大人なコーディネートができます。紙と言う材質のチープさを本革にすることで品格があがり、フォーマルなシーンでも使えます。


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