012 シンプルなひらめきは引いてから足す。

 新しいモノを生み出そうと試行錯誤していると、いろいろなことが思い浮かんでモヤモヤすることがある。そんな時は引き算の思考がおススメ。

 例えば財布。入れるものと言えば紙幣にコイン、カードにポイントカード、レシート。カギなんかもある。それぞれに大きさがあり、財布に求める機能も違う。折った紙幣はカッコ悪い。コインは選びやすさが大切。カードは折れないようにしたい。

 財布を作る時はどこに何を入れるか決めてポケットや仕切りを設計する。沢山入るとうたっているものでも実はそれほど入らない。あれもこれも無限に入る財布なんて無い。

 そんな思考のどん詰まりにふと思う。財布の仕切りやポケットって必要か?ポケットで良いんじゃないか?で、実際にやってみる。

 財布の中身をすべてホケットに入れてみる。さすがに手探りで目的のものを探り当てるのは不可能だ。では、袋に。目の前で覗き込める分便利だが紙幣はぐちゃぐちゃ、カードの間にはさまったコインがポロリ。仕分けする必要に迫られる。

 書類整理のように仕切りを入れてみたら!全部引いてから思いつく発想はシンプルだ。試作して使ってみる。収納物の内容と量が変えられる。これってある意味、無限に入る財布だと気づいた。

 この作品は、今、クラウドファンディングを実施中。興味のあるかたは是非下記アドレスに飛んでみてください!

0コメント

  • 1000 / 1000