作品に白銀比を用いる理由

今回は作品に取り入れた縦横比のバランスについてお知らせしたいと思います。

装飾美や機能美などモノの美しさには色々とあります。白銀比はシンプルなモノ作りをしていると行きつく、機能性の集約から生まれた感性的な一つのバランスのようなものだと考えてます。

建築、デザイン、日常生活の様々な場面で使いやすかったり、心地よかったりした体験を繰り返していくと、何だか知らないけどこの比率で作られたものは良いものだと言う暗黙知が生まれて「美しさ」になったのではないでしょうか。

例えば、法隆寺や桂離宮などの伝統的な建築物は、白銀比を基に設計されています。これにより、自然で調和の取れた美しさが生み出されています。

和風の文様や家具、食器などでも白銀比が取り入れられています。視覚的な美しさと実用性のバランスが重視されています。

Aシリーズの紙(A4、A3など)は、白銀比に基づいて設計されています。この比率により、用紙を折りたたんだり、切り分けたりしても同じ比率が保たれます。

視覚的な美しさと実用性を兼ね備えた比率であり、日本の伝統的な美意識や文化に深く根ざしています。建築、デザイン、日常生活の様々な場面で活用され、その美しさと機能性が評価されています。


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