紙袋に忠実だから二個持ちもあり！
今回はフォルムについてです。
人の感覚と言うものは面白いもので、ちょっとした形の変化でイメージがまるで変わってきます。紙袋は畳めるのに自立するというバッグにない構造から角があるデザインになってます。急に荷物が増えたりした時に便利で、複数持ったりバッグと一緒に持っても感覚的に受け入れられます。
紙袋じゃないバッグを複数の持ったらどんなイメージを抱くでしょうか。重そう！ダサい！カッコ悪い！って、なります。紙袋のフォルムをちょっと丸くしたり、取っ手を太くしたりしてバッグ側にデザインを寄せると急に違和感が生まれてダサく感じます。
長い年月をかけて完成された機能はデザインと一体となっている為、フォルムのアレンジを受け付けなくなるのです。
今回の作品は肩当を格納式にすることで、重いモノを長時間持ち運ぶ時以外は紙袋そのまんまにしか見えません。二個持ちしたり、他のバッグと合わせて持ってもオシャレさを失わない唯一無二の特徴を最大限に活かした作品です。
0コメント