『角』と『アール』の違いが生み出す効果!

縫製品の多くが裁断後のパーツの角処理をしない傾向にあります。

布製品の場合は単純にほつれやすくなるので処理しない方が良いのですが、革製品は紙や不織布と同じで角を丸めた方が衝撃を分散して耐久性が上がります。自動車や家電など多くのプロダクトは『アール』は常識です。

角を丸める処理は手間やコストがかかるので、流行によって陳腐化するのだから長期使用を前提としなかったのかもしれません。

どんなにエコをうたった製品でも、流行と陳腐化で活性化を促すシステムでは、本末転倒な気がしてなりません。一つの道具を愛着を持って使い続けるのが一番無駄のない『大人カッコイイ』ライフスタイルなのだと感じます。

角を持たないモノ作りは、手あたりも良く、愛でたくなる触り心地を生みます。人間の体は角を持たない為、ポケットに入れて自然な洋服ラインを壊しません。

今回の作品は革の切断面、コバと呼ばれる部分だけ敢えてアールを取ってません。使い続けていくうちに、徐々に丸みを帯びていく本革の成長に任せたかったからです。

コバ材を使った方が最初は奇麗なのですが、ひび割れたり、剥がれたりするので生成りの良さを感じていただける作りにしてます。

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