削ぐデザインとシンプルなだけのデザイン。

プロダクトの世界は装飾的なデザインの時代から現在はシンプルなデザインが主流になって来てます。ファッション業界も『シンプル』が一つのキーワードになって来てます。

ブランドまかせで、トータルコーディネートが安心なんてちょっとカッコ悪い。多種多様なブランドを自分でコーデする、個性を自己表現する時代です。『シンプル』が人気な理由はコーデしやすい点があるのかもしれません。

『シンプル』なデザインの中に『削ぐデザイン』と言うものがあります。一つの製品のパーツを一つ一つ吟味し、用途や形の理由を突き詰めて、構造をシンプルにしたり、時には廃止したりします。複数の機能を一つのパーツや構造に組み入れて部品点数を削減することで、耐久性や生産品質を上げるのです。

海外では、設計をデザインと同義語として扱うところがあります。『紙袋風自立するレザーバッグ厚切』は『削ぐデザイン』の一つの到達点だと思ってます。

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