他の人とかぶらない『唯一無二』の作品作り!
知り合いとカバンが一緒だったりするとけっこう気まずいですよね。さらにそれが実は『パクリ品』だったりすると、せっかくのお出かけも楽しめません。
ファッション業界は未だに流行りモノに追従する傾向があり、ヒット商品が出ると、どのお店もそっくりさんで溢れかえります。モノ作りの現場に昭和時代が根付いているのを感じます。
基本は一人で作品作りをしているのですが、数が増えると量産をお手伝いしてもらうこともあり、構想段階で関係者に相談することがあります。
「ヌメ革の一枚革なんて端切れの山になるぞ」
「こんな分厚い革、裏返したことない」
「そんな加工をしたらコストがとんでもないことに」
どこの業界でもそうですが『やらない理由』が次々に飛び出してきます。
その度に『これはチャンスだ!』と感じます。誰も作れない(作りたがらない)モノを生み出したら、それは『唯一無二』と言えるからです。似て非なるモノは作れても簡単にはパクれないオリジナルです。
説得はとてもシンプルです。実際に試作した『現物』をテーブルに乗せて『やれる方法』を提示するだけです。自分で作って使ってみる!机の上では気づかない課題が浮かび上がってきます。今では、その解決策を考える過程が楽しくもあります。
今回の作品はこうした課題と向き合った『紙袋風レザーバッグ』の到達点です。応援いただけたら嬉しいです。
0コメント