パーツを削ぐことで新機能を生み出す
ミニマリストなど価値観の多様化から、シンプルさを追求したファッションやライフスタイルが広まっています。シンプルなものは賑やかさ、煌びやかさを競う店頭で埋もれてしまうことが多く、脱皮缶なる奇抜な販促が生まれるほどでした。ビジュアルで世界観を伝えられるネットと言う売り場が、市場を大きく変えてきているように思います。
巣ごもり需要や在宅ワークなどコミニュティの変革は新しいストレスを生み出し、視覚的な情報を削いだシンプルな製品は、今まで以上に広まっていくものと実感します。しかし、人気が出ればあやかり商品も増えて、単にパーツを削ぎ、機能を削ったモノが増えたように思えて残念です。
機能が増えた原因は利便性の向上であり、機能を削げは不便になることも多々あります。退化しただけの製品を流行だからと持てはやすのはいかがなものでしょうか。パーツを削りながら時代の変化にそった進化を目指したいものです。
部品を少なくすれば、限られたパーツをより深く吟味できます。サイズ、形状、構造、機能。すべてに意味のあるデザインが生み出せます。新しいニーズを見つけた時、そのニーズを解決するために削げるパーツがないかと考えてみます。発想の逆転が進化を生み出すキーワードなのだと思います。
クラウドファンディングの新プロジェクトを開始しました。理屈だけのマーケティングなんて絵に描いた餅にすぎません。実際に作って実践してこそ説得力があるのではないでしょうか。スタートは極めて順調ですが、はてさてどうなるか見守っていただけたら嬉しいです。
『電子マネージャケット』
https://www.makuake.com/project/hiiro_10/
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