世の中にないモノ

『世の中にない新しいモノ』に魅力を感じる人は多いと思います。なるほど便利だ、見たことなくて面白い、先進的でカッコイイなど新しいモノには人を惹き付けるポイントが沢山あります。手に入れただけで、皆が集まり、その日一日話題の中心になるモノだって存在します。

しかし、モノ作りをする者にとってはここが落とし穴なんです。『世の中にないモノ』には三種類あり、一つは本当に『世の中にない新しいモノ』、二つめはみんな考えたけど『だれも作り出せないモノ』、三つめは既に誰かが作ったけど『ニーズが無くてすたれたモノ』です。

おっ、これは新しいぞ!なんて考えたモノのほとんどが、量産することが不可能だったり、既に先人が失敗と言う教訓を残していたりします。分野の深堀をし過ぎた時におちいるパターンです。

全く違った分野のモノが解決のヒントをくれることが多いです。今回のこの作品はロシアの民芸品が原点ですが、ドッキングすることで、それぞれが『仕切り』と言う機能を生み出す仕掛けは、かなり新しい発送なのではと思います。


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