試作は紙じゃダメなんです。
革製品の試作を紙でおこなう人が多いと思います。それは、本革が非常に高価だからです。
しかし、紙と本革では硬さ、しなやかさ、厚さ、伸び、滑りにくさなど、性質が違い過ぎてあまり参考になりません。どの革を選ぶかでも大違いです。
一枚革をベースにシンプルなモノを作ろうとすると、この性質の違いが機能に影響を与えてしまいます。だから試作は本革を使うようにしてます。
実は本革を使うことで試作から新たなアイデアに発展するメリットがあります。今回のドッキングのアイデアも試作から生まれました。
何度も失敗する経験が新しい作品に繋がっていくのだと思います。近道は無いのかもしれません。
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